令和2年度草の根事業「ソリアノ県ドロレス市ノンフォーマル教育センター増改築計画」桜植樹式典

令和3年7月27日
7月22日(木)、眞銅竜日郎大使は、ソリアノ県ドロレス市を訪問し、本年3月に署名した令和2年度草の根人間の安全保障無償資金協力「ソリアノ県ドロレス市ノンフォーマル教育センター増改築計画」署名式にあたり、パンデミック拡大のため実現できなかった現地訪問と記念桜の植樹を実施しました。
新型コロナウイルス感染症の影響が続く状況の中で、今回の式典は、感染拡大防止のための政府の衛生プロトコルを遵守しつつ開催されました。
草の根事業の対象となり、本年事業実施を予定しているドロレス市南西地区文化センターは、正規教育プログラムを終了していない青少年への教育支援を目的とした教育訓練・生産センタープログラム(CECAP)をはじめとする各種講習の待機講習生の問題を解決するため施設を増築するもので、ドロレス市の教育・社会福祉サービス提供能力の向上を目的としています。
式典にはギジェルモ・ベソッシ知事、県庁関係者、ドロレス市のホアキン・ゴメス市長ほかが参加しました。
 ベソッシ知事は、ウルグアイは建国してから230年が経つが、そのうちの100年、つまり半分は日本との交流があり、両国の100周年を祝う記念桜の植樹を歓迎するとしました。また、草の根プロジェクトへの支援を通じた日本政府の支援に感謝の意が示され、本プロジェクトが来年2月に完成し、再び眞銅大使をお迎えしたい旨発言がありました。
 地元代表のゴメス市長からは、市の教育環境の改善に資する本プロジェクトの成果に期待するとともに日本政府の支援に心からの感謝する旨発言がありました。
 日本では、10年前に日本を襲った大震災と津波によって約2万人の命が奪われましたが、ドロレス市も5年前に大きな竜巻の発生によって大きな被害を受けました。眞銅大使は同様の悲劇を経験した全ての人々に連帯と共感を表明するとともに、本プロジェクトによって多くの若者が職業訓練に参加し地域の復興に資する事を願う旨説明しました。


(写真1)南西地区文化センターにて
(左から記者、ゴメス市長、眞銅大使、ベソッシ知事)



(写真2)増築予定の南西地区文化センター


(写真3)100周年記念植樹式の様子。
(左からゴメス市長、眞銅大使、ベソッシ知事)



(写真4)記念植樹の様子。
 
 
 今後100年に亘るソリアノ県と日本の絆を確信して、南西地区文化センター中庭での植樹式を行いました。