草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式 (セロラルゴ県パドレ・パンチョ保育園増改築計画)

令和3年6月29日
6月24日(木)、眞銅竜日郎大使は、草の根人間の安全保障無償資金協力「セロラルゴ県パドレ・パンチョ保育園増改築計画」の供与式に出席しました。
新型コロナウイルス感染症の影響が続く状況の中で、感染拡大防止のための政府の衛生プロトコルを遵守しつつ、セロラルゴ県メロ市で開催されました。
本案件はパドレ・パンチョ保育園において乳幼児教室1室、会議室1室、台所1室、屋根付き廊下及び食材庫1室の増改築を実施することにより、園児の保育環境を向上させ、待機児童の解消により、計150人の保育環境を向上することを目的としています。
 
供与式にはホセ・シュラメンディ知事、被供与団体からはアルフォンソ・パウエル・サレジオ修道会主任司祭、他が参加し、同園庭に桜の記念植樹を行いました。

本計画で整備したパドレ・パンチョ保育園改修工事テープカットの様子


供与式:整備した保育園内教室の様子。左から。児童・家族ケアセンター(CAIF)サラビア計画局長、
サレジオ協会バウエル主任司祭、ピカピエドラス社会福祉協会アルバレス調整員、眞銅大使、
シュラメンディ知事、ウルグアイ児童青年研究所(INAU)マチャド青少年局長


園庭への桜の記念植樹(左からバウエル主任司祭、眞銅大使、右端:シュラメンディ知事)





メロ市で開催された100周年記念植樹式の様子。
(左からシュラメンディ知事、眞銅大使)
本プロジェクトの調整員であるピカピエドラス社会福祉協会のマルティン・アルバレス氏は、CAIFが児童や家族の福祉向上のため、その機能を長期間継続できるように、本プロジェクトの末永い維持管理に努めることを確約しました。
 
 被供与団体代表のアルフォンソ・パウエル・サレジオ修道会主任司祭からは、今回対象となったメロ市のフェダー地区に25年間存在し、300人以上の乳幼児、子供、青年に恩恵をもたらしてきたピカピエドラス社会福祉協会との協力関係に感謝を表明するとともに。脆弱な立場にある分野やその家族に支援の手をさしのべる日本政府に感謝の意を表明する旨発言がありました。
供与式に出席したホセ・シュラメンディ知事からは、日本大使館との長い協力関係について感謝し、さまざまなプロジェクトを通じて、日本はセロラルゴ県の社会的格差の縮小に協力してきたことを強調したい旨発言がありました。
眞銅大使からは、本プロジェクトの実施によって、メロ市の多くの乳幼児や児童、そしてその家族が改修された施設で学び、遊び、友好的で暖かな居場所を提供され、住民の生活の質が改善される事が期待される旨発言しました。
 
また同日、眞銅大使はシュラメンディ・セロラルゴ県知事を表敬し、また本年が日本とウルグアイの外交関係樹立100周年の佳節であることから、これを祝してセロラルゴ県との協力の下、メロ市内に桜の植樹を行いました。
今後100年に亘るセロラルゴ県と日本の絆を確信して、供与式と植樹式を行いました。