令和4年度JICA第3国研修「水質管理/南米地域の河川流域の総合アセスメント」開講式への浅利大使出席
令和5年2月9日
2月6日(月)、浅利秀樹大使は、モンテビデオ市内で開催された令和4年度JICA第3国研修「水質管理/南米地域の河川流域の総合アセスメント」開講式に出席しました。
南米地域における総合的な水質管理対策の実施のためには関係周辺国の一致した取組が重要であり、本研修ではウルグアイ政府から、JICAの技術協力を通じ培われた技術・ノウハウ・経験を近隣諸国と共有し、協力して地域の河川と流域汚染を軽減し持続的開発を促進することを目的としています。
式典にはウルグアイ政府水質管理関係担当者および周辺6カ国からの研修生のほか、大統領府国際協力庁(AUCI)マリアノ・ベッロ事務局長、環境省国家環境品質評価局(DINACEA)エドアルド・アンドレス局長、JICAウルグアイ支所山本支所長ほかが出席しました。出席者からはそれぞれ以下の発言がありました。
山本美香JICA支所長
JICAは2003年から2018年にかけて、モンテビデオおよび首都圏の水質管理強化に関する技術協力プロジェクトの実施において、国家環境品質評価局(DINACEA)を通じて環境省(及び前身の機関)と協力してきました。ラプラタ川の上流には、ウルグアイ川、パラナ川があり、南米では、総合的な水質管理対策を実施し、分析を含めて、各国の行動計画を実行しています。 ウルグアイは、水俣条約に関する国際会議を開催し南米で重要な役割を果たした国です。 この度の研修は、ウルグアイと日本の協力の成果と、ウルグアイ自身の努力の成果を周辺各国で共有する絶好の機会です。
環境省国家環境品質評価局(DINACEA) エドゥアルド・アンドレス局長
日本との技術協力プロジェクトはウルグアイで長い歴史をもっています。 例えば、現在、協力のおかげで、ウルグアイに設置された水銀廃棄物を処理するための設備が整っています。 間違いなく、ウルグアイは水質の管理と分析、および技術者のトレーニングにおいて大きな進歩を遂げました。
マリアノ・ベッロ大統領府国際協力庁(AUCI)事務局長
本研修開催に尽力したDINACEAに感謝。ウルグアイが今日、学んだ教訓を他国から移転し、同時に学ぶ機会を提供頂いたことに感謝します。対面の研修では研修生同士のネットワーク形成において高い効果を発揮し、オンライン研修ではこの経験を100%置き換えることはできないため、このコースを対面で開催できることが非常に重要と考えます。
浅利大使
日本とウルグアイは、環境の分野において国際舞台で主導的な役割を果たしてきました。 具体的には、水銀に関する水俣条約に関し、その準備段階から関与してきたことが挙げられます。日本とウルグアイは、環境省がJICAの技術協力で実施したプロジェクトを通じてウルグアイが習得した技術と経験を周辺6か国と共有するための国際研修を開催することに合意しました。 この南南・三角協力事業の関係者の皆様の努力に敬意を表したいと思います。
南米地域における総合的な水質管理対策の実施のためには関係周辺国の一致した取組が重要であり、本研修ではウルグアイ政府から、JICAの技術協力を通じ培われた技術・ノウハウ・経験を近隣諸国と共有し、協力して地域の河川と流域汚染を軽減し持続的開発を促進することを目的としています。
式典にはウルグアイ政府水質管理関係担当者および周辺6カ国からの研修生のほか、大統領府国際協力庁(AUCI)マリアノ・ベッロ事務局長、環境省国家環境品質評価局(DINACEA)エドアルド・アンドレス局長、JICAウルグアイ支所山本支所長ほかが出席しました。出席者からはそれぞれ以下の発言がありました。

研修開講式:左から、JICA山本支所長、AUCIベッロ事務局長、
浅利大使、DINACEAアンドレス局長

開講式における浅利大使挨拶

浅利大使、DINACEAアンドレス局長

開講式における浅利大使挨拶

山本美香JICA支所長
JICAは2003年から2018年にかけて、モンテビデオおよび首都圏の水質管理強化に関する技術協力プロジェクトの実施において、国家環境品質評価局(DINACEA)を通じて環境省(及び前身の機関)と協力してきました。ラプラタ川の上流には、ウルグアイ川、パラナ川があり、南米では、総合的な水質管理対策を実施し、分析を含めて、各国の行動計画を実行しています。 ウルグアイは、水俣条約に関する国際会議を開催し南米で重要な役割を果たした国です。 この度の研修は、ウルグアイと日本の協力の成果と、ウルグアイ自身の努力の成果を周辺各国で共有する絶好の機会です。
環境省国家環境品質評価局(DINACEA) エドゥアルド・アンドレス局長
日本との技術協力プロジェクトはウルグアイで長い歴史をもっています。 例えば、現在、協力のおかげで、ウルグアイに設置された水銀廃棄物を処理するための設備が整っています。 間違いなく、ウルグアイは水質の管理と分析、および技術者のトレーニングにおいて大きな進歩を遂げました。
マリアノ・ベッロ大統領府国際協力庁(AUCI)事務局長
本研修開催に尽力したDINACEAに感謝。ウルグアイが今日、学んだ教訓を他国から移転し、同時に学ぶ機会を提供頂いたことに感謝します。対面の研修では研修生同士のネットワーク形成において高い効果を発揮し、オンライン研修ではこの経験を100%置き換えることはできないため、このコースを対面で開催できることが非常に重要と考えます。
浅利大使
日本とウルグアイは、環境の分野において国際舞台で主導的な役割を果たしてきました。 具体的には、水銀に関する水俣条約に関し、その準備段階から関与してきたことが挙げられます。日本とウルグアイは、環境省がJICAの技術協力で実施したプロジェクトを通じてウルグアイが習得した技術と経験を周辺6か国と共有するための国際研修を開催することに合意しました。 この南南・三角協力事業の関係者の皆様の努力に敬意を表したいと思います。
