草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式 (カネロネス県ラス・ピエドラス市総合社会福祉施設整備計画)

令和3年12月24日
12月17日(金)、浅利秀樹大使は、草の根人間の安全保障無償資金協力「カネロネス県ラス・ピエドラス市総合社会福祉施設整備計画」の署名式に出席しました。
浅利大使はラス・ピエドラス市グスタホ・ゴンザレス市長を表敬の後、同市内中心部の「ラス・ピエドラス古戦場ホール」で贈与契約署名式が行われました。
本案件はカネロネス県ラス・ピエドラス市内に社会福祉施設1棟を建設することにより、同施設の学童クラブで栄養のある食事提供や補習授業、失業者を対象とした職業訓練、高齢者のデイケアサービス・リハビリ等を実施する「国民教育センター財団」の拠点施設を設置することで、同市の社会福祉サービスの改善を図り、同地域市民の生活の質の向上に寄与することを目的としています。

ラス・ピエドラス市ゴンザレス市長との意見交換
 
アレハンドロ・メルニエス外務省国際協力総局長、ラス・ピエドラス市のグスタホ・ゴンザレス市長の立会いの下、被供与団体である国民教育センター財団ミルタ・コレア代表と浅利大使の間で贈与契約が締結されました。

贈与契約署名式:左からコレア国民教育センター財団代表、
浅利大使、ゴンザレス市長、メルニエス国際協力総局長


贈与契約に調印




学童クラブ生徒による演奏の披露
 

 
 被供与団体のコレア代表からは、本日は、この町ラス・ピエドラス市に我々の財団独自の活動センターを建設するという長年の夢が実現した喜ばしい日であり、財団は日本政府の信頼に応え、速やかにセンター施設を完成させて活動を開始したい旨発言がありました。
メルニエス国際協力総局長は、国民教育センター財団代表のコレア氏の挨拶からは彼らの活動に対する溢れる熱意を感じ、本日このような感動を、日ウルグアイ外交関係樹立100周年を記念する2021年の最後に感じたことを嬉しく思う旨表明されました。
ゴンザレス市長からは、本プロジェクトは日本政府からの資金供与により地域住民の生活の質の向上を図る福祉施設となるが、ラス・ピエドラス市としても本プロジェクトの実施に当たってできる限りの支援を行いたい旨発言がありました。
 
浅利大使からは、本プロジェクトの実施によって整備される総合社会福祉施設では、子供たちの学習を支援する学童クラブ、高齢者ケア、財団の実施する職業訓練プログラムなどの社会プログラムが実施される予定であり、社会的弱者を中心とした地域住民のためになる施設として地域の発展に貢献することを期待する旨発言しました。

100周年記念桜の植樹
 
 署名式の後、ラス・ピエドラス市内のラス・ピエドラス古戦場ホール前広場に日ウルグアイ外交関係樹立100周年を祝う記念の桜植樹を実施し、両国の末永い友好と繁栄を祈念しました。