草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式 (ソリアノ県ドロレス市ノンフォーマル教育センター増改築計画)

令和3年3月19日
月19日(月)、眞銅竜日郎大使は、草の根人間の安全保障無償資金協力「ソリアノ県ドロレス市ノンフォーマル教育センター増改築計画」の署名式に出席しました。
新型コロナウイルス感染症の影響が続く状況の中で、感染拡大防止のための政府の衛生プロトコルを遵守しつつ、日本大使館で開催されました。
本案件はソリアノ県ドロレス市の南西地区文化センターにおいて、非正規教育(CECAP)プログラムや各種講座の開催数を増加し、同地域における教育・社会福祉サービス提供能力の向上を図ることを目的としています。本プロジェクトによって、現校舎の2階を増築し、3教室及びトイレを整備し、階段を設置します。
 
アレハンドロ・メルニエス外務省国際協力総局長、マリアノ・ベッロAUCI事務局長の立会いの下、ギジェルモ・ベソッシ・ソリアノ県知事と眞銅大使の間で贈与契約が締結されました。ソリアノ県庁からはアウンチャイナ開発局長が同席しました。
 

贈与契約に署名:右:眞銅大使、左:ベソッシ知事


署名式:左からベッロAUCI事務局長、ベソッシ県知事、眞銅大使、
アウンチャイナ県開発局長、メルニエス国際協力総局長


ベソッシ県知事による挨拶


メルニエス国際協力総局長による挨拶

 
被供与団体代表のベソッシ県知事は、2016年に竜巻に見舞われた後、困難を経験したドロレス市のコミュニティ、主に若者の将来のためのプロジェクトに支援の手が向けられたことに感謝する旨発言がありました。
ベッロAUCI事務局長からは、日本は地方部で最も多くのプロジェクトと協力した国であり、公的政策が届きにくい場所への支援に重点を置いており、今年承認された4つのプロジェクトは地方部で実行されることを強調しました。
 メルニエス国際協力総局長は、日本大使館の支援を得て、ドロレス市のCECAPセンターが拡張されることにより、町の若者の将来のための大きな糧となると述べ、これは、100年にわたる両国の関係の発展を象徴することと述べ、日本からの協力に感謝する旨表明されました。
眞銅大使からは、本プロジェクトの実施によって、正規教育を受けられなかった若者の社会的統合を促進するための専門的なトレーニングの提供や、地域住民の社会参加を促進するプログラムの実施に資することにより、当該文化センターが地域の若者をはじめ、すべての住民の学びの拠点となり、地域社会に貢献することを願う旨発言しました。