草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式 およびリオネグロ県知事表敬 (リオネグロ県ヤング市障害者移動用中古車両整備計画)

令和4年6月11日
6月7日(火)、土生川参事官は、草の根人間の安全保障無償資金協力「リオネグロ県ヤング市障害者移動用中古車両整備計画」の供与式典に出席しました。
今回の式典は、リオネグロ県ヤング市役所前「Plazoreta Sardo」で開催されました。
本案件はリオネグロ県に対し、車いす格納スペース付きの移動用車両一台を整備することにより、同県ヤング市に在住する障害を持つ方に、障害者支援施設への移動や、各種リハビリ施設等への送迎のための交通アクセスを提供することが可能となり、リハビリ等治療の機会を増やすことで、これら受益者の生活の質を向上させることを目的としています。
式典にはリオネグロ県オマール・ラフルフ知事、ヤング市メルセデス・ロング市長、コンスタンテ・メンディオンド下院議員ほかが参加しました。
 

本計画で整備した障害者移動用車両と市役所前広場で
(左から、メンディオンド下院議員、ラフルフ知事、
ロング市長、右端:土生川参事官)


    
車両供与テープカット



供与車両
 

車両が配置されるヤング市メルセデス・ロング市長から、同市における包摂的社会の実現のために不足していた、障害者移動用車両が寄贈されたことは我々にとって大きな成果であり、ヤング市の全ての市民を代表して日本の支援に感謝が述べられました。

式典に出席したオマール・ラフルフ知事からは、慈善活動には与える意思と寛大な心が必要であり、必要としている人々の幸福と生活の質の向上という同じ目標のために、これからも日本の皆様との協力を続けることを確信するとともに、長年の継続的な日本政府からの支援に心から感謝する旨発言がありました。

土生川参事官からは、今回の障害者移動用車両のように草の根レベルの協力が直接地域住民に届き、地域住民の生活改善と包摂的社会の実現に役立つことは大変有意義なことであり、このプロジェクトを実現するため尽力されたオマール

・ラフルフ知事の指導力、メルセデス・ロング市長の熱意、そしてすべての関係者の方々に敬意を表する旨発言しました。また2021年は日本とウルグアイの外交関係樹立100周年を迎え、両国の次の100年に亘る良好な関係の発展に向けて今年も様々な取り組みを継続したい旨発言しました。

 

また同日、日本とウルグアイのこれからの100年の良好な関係を祈念して、ヤング市との協力の下、市内「Plazoreta Sardo」に記念の桜を植樹しました。




ヤング市「Plazoreta Sardo」への記念桜の植樹



記念プレートと共に