草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式 (モンテビデオ県障害者移動用車両整備計画)

令和2年10月29日
 10月28日(水)、眞銅竜日郎大使は、草の根人間の安全保障無償資金協力「モンテビデオ県障害者移動用車両整備計画」の供与式に出席しました。
 
本案件はモンテビデオ県内に住む障害を持つ人々のリハビリ施設等への通院、通学等に利用する移動用車両を障害者支援委員会に供与するものです。本件支援によりモンテビデオ県内の障害を持つ方々の移動の利便性が向上することにより、より多くの障害を持つ住民に対する社会福祉サービスの向上と生活の質が向上することが期待されます。
 
供与式にはアルマンド・カステインデバット社会開発省次官、レオナルド・グルピオ障害者支援委員会会長、ガブリエラ・バッザーノ社会開発省国家障害者プログラム局長ほかが参加しました。

供与した障害者移動用車両

利用者の乗車の様子
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参加者(左からバッザーノ社会開発省国家障害者プログラム局長、眞銅大使、
カステインデバット社会開発省次官、グルピオ障害者支援委員会会長)
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眞銅大使挨拶
 
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カステインデバット社会開発省次官挨拶
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参加した聴覚障害者のための手話による通訳

 

車両前記念撮影
 
 カステインデバット社会開発省次官は、モンテビデオの障害者のための本車両の寄贈に感謝すること、日本の協力は決して今回だけのものではなく、国の隅々まで支援の手を伸ばし、長年続く息の長い取り組みであり、来年の両国外交関係樹立100周年の記念として各種行事を協力して実施していきたい旨発言がありました。

 被供与団体である障害者支援委員会のグルピオ会長からは、現在委員会が運行している3台の車両に今回日本から供与された車両が加わることで、より多くの障害を持つ人たちに裨益し、日々の生活を豊かにすることだろうとの言及があり、併せて感謝の意が示されました。

 ガブリエラ・バッザーノ社会開発省国家障害者プログラム局長からは、ウルグアイの人口の約16%が軽度、重度の差こそあれ何らかの障害を持っており、彼らの生活、学習、労働を支援するための移動車両の整備は、包摂的社会を実現し、差別のない全ての住民の権利を保障するために重要な取り組みであるとし、この車両により障害を持つ地域住民の通学やリハビリセンターへの通院などを支援することで、生活の質の向上が図られることを期待する旨発言しました。

 眞銅大使は、この車両により障害を持つ地域住民の通学やリハビリセンターへの通院などを支援することで、生活の質の向上が図られることを期待する旨発言しました。

 供与式は、視覚障害者及び低視力の人々のためのリハビリセンターである「ティブルシオ・カチョン」にて開催されました。

 新型コロナウイルス感染症の影響が続く状況の中で、感染拡大防止のための政府の衛生プロトコルを遵守しつつ、参加者を限定し開催されました。