建築家・塚田眞樹子氏によるワークショップ及び講演会
平成30年4月13日
4月9日~13日、共和国大学建築学部との共催で、建築家・塚田眞樹子(つかだ・まきこ)氏によるワークショップ及び講演会を開催しました。
1. ワークショップ(4月9日~13日)
塚田氏より、北海道の過疎化が進むエリアで廃校となることが決まっている小学校を宿泊施設に再利用し、街の観光資源として活用する
ため、グラウンドを含む校庭に魅力的なランドスケープをデザインする、という課題が出されました(詳細な課題文はこちら)。この課題に
対 し、同学部の若手講師、学生、研究者ら28名が5グループに分かれ、塚田氏との意見交換を重ねながらランドスケープ・デザインに取り
組みました。
ウルグアイでは雪は降りませんが、参加者は想像力を駆使して冬の積雪1m以上の景色をイメージし、季節ごとに大きく表情が異なる北
海道の 地で通用しうるデザインを熟考しました。また、季節のみならず、文化的バックグラウンドが全く異なる土地であることを踏まえ、日
本人の習慣や地域の祭事等について情報を収集し、施設として独立した空間ではなく、街の人々の生活の一部として、また市外・道外から
も人々が訪れたいと感じるような空間づくりを目指しました。
本ワークショップは、学術的な意義に加え、日本の地方圏で見られる人口減少と地域経済の振興という重要課題について、ウルグアイの
参加者が真摯に取り組み、街全体を視野に入れたプロジェクト提案を行ったという点で、両国間の交流の新たな一歩となりました。
ウルグアイでも高齢化が進んでおり、地方圏の一部は人口減少・過疎化という同様の課題を抱えています。地球上で最も離れた日本とウ
ルグアイが、両国が抱える共通の社会問題についてそれぞれの視点から共に考える、貴重な機会となりました。
1. ワークショップ(4月9日~13日)
塚田氏より、北海道の過疎化が進むエリアで廃校となることが決まっている小学校を宿泊施設に再利用し、街の観光資源として活用する
ため、グラウンドを含む校庭に魅力的なランドスケープをデザインする、という課題が出されました(詳細な課題文はこちら)。この課題に
対 し、同学部の若手講師、学生、研究者ら28名が5グループに分かれ、塚田氏との意見交換を重ねながらランドスケープ・デザインに取り
組みました。
ウルグアイでは雪は降りませんが、参加者は想像力を駆使して冬の積雪1m以上の景色をイメージし、季節ごとに大きく表情が異なる北
海道の 地で通用しうるデザインを熟考しました。また、季節のみならず、文化的バックグラウンドが全く異なる土地であることを踏まえ、日
本人の習慣や地域の祭事等について情報を収集し、施設として独立した空間ではなく、街の人々の生活の一部として、また市外・道外から
も人々が訪れたいと感じるような空間づくりを目指しました。
本ワークショップは、学術的な意義に加え、日本の地方圏で見られる人口減少と地域経済の振興という重要課題について、ウルグアイの
参加者が真摯に取り組み、街全体を視野に入れたプロジェクト提案を行ったという点で、両国間の交流の新たな一歩となりました。
ウルグアイでも高齢化が進んでおり、地方圏の一部は人口減少・過疎化という同様の課題を抱えています。地球上で最も離れた日本とウ
ルグアイが、両国が抱える共通の社会問題についてそれぞれの視点から共に考える、貴重な機会となりました。
2. 講演会(4月13日)
同学部の新年度開講行事として、「日本の今と私たちの建築」というタイトルで塚田氏の基調講演を実施しました。日本人の深層心理をも
とに日本の街並みや住環境を分析し、塚田氏の作品について解説しました。
同学部の新年度開講行事として、「日本の今と私たちの建築」というタイトルで塚田氏の基調講演を実施しました。日本人の深層心理をも
とに日本の街並みや住環境を分析し、塚田氏の作品について解説しました。