大使挨拶

令和7年1月20日
大使挨拶
駐ウルグアイ東方共和国特命全権大使として2025年1月に着任しました、岡田健一(おかだけんいち)です。中南米での勤務という初めての経験に胸が高鳴るとともに、ウルグアイという素晴らしい国に赴任することができ、大変光栄で幸せに思います。
 
日本とウルグアイは地理的には遠く離れていますが、日本にとってウルグアイは、自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有する、重要なパートナーです。毎日、ウルグアイについての勉強をする中で、その成熟した民主主義、政治・社会的安定、再生可能エネルギー分野での先進性、国連PKOにおける大きな貢献など、知れば知るほどその魅力に感銘を受けています。
 
更に、ウルグアイは、農牧畜業では非常に美味しい牛肉を生産しており、日本にもウルグアイ産の牛肉が輸出されています。他にもワインや乳製品など、魅力的な産品がたくさんあります。また、その伝統的な農牧畜業に留まらず、近年は南米地域のハブとして外国企業に良好な投資環境を提供するとともに、IT分野でも大きな成長を遂げています。
 
このように魅力とポテンシャルに溢れるウルグアイと日本との友好関係は、先輩大使達や日系人、在留邦人を含む数多くの先達のご尽力により既に大きく発展してきていますが、今後、一層強固なものとすべく、微力を尽くして参る所存です。2025年は大阪・関西万博の年であり、ウルグアイの魅力を日本中に発信できればと思います。
 
また、日本とウルグアイの架け橋として、1908年から始まる日系人コミュニティの存在がありますが、日本から遠く離れた地で、両国関係の強化に寄与されてきた日系社会の皆様に深い敬意と謝意を表すとともに、駐ウルグアイ大使として、ウルグアイの日系社会の一層の発展のため協力も行って参ります。
 
皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 
岡田健一