草の根・人間の安全保障無償資金協力の供与式及び署名式

平成30年2月16日
田中大使の挨拶
鍵の贈呈(左より パロメケ消防庁長官、田中大使)
記念撮影
車両の視察(パロメケ消防庁長官から消防車両について説明をうける)
署名式の様子(田中大使、パロメケ消防庁長官)
供与された消防車両8台
2月7日、消防庁において草の根・人間の安全保障無償資金協力の供与式、及び署名式が行われました。

1.プロジェクトの概要
平成28年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「中古消防車整備計画」「中古消防車整備改善計画」(被供与団体:消防庁、供与限度額:99,178ドル、102,818ドル)
本2案件は日本の中古消防車計8台を整備するもので、車両は地方の8地域(ドゥラスノ県、リオ・ネグロ県、リベラ県、コロニア県、トレインタ・イ・トレス県、ロチャ県、マルドナド県、タクアレンボ県)に配備され、火災が発生した際に、より迅速かつ効果的に消火活動ができるようになります。
また平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「中古消防車整備計画」「中古消防車整備改善計画」(被供与団体:消防庁、供与限度額:70,231ドル、74,086ドル)の署名が行われました。
本2案件は日本の中古消防車計6台を整備するもので、車両は地方のサンホセ県、リオ・ネグロ県、ソリアノ県、フローレス県に配備されます。
 
2.供与式の概要(別添写真参照)
(1) 日時:平成30年2月7日(水)11時00分~12時00分
(2) 場所:消防庁
(3) 供与式には、レアンドロ・パロメケ消防庁長官、ホセ・ペドロ・セセル内務省大臣副官房長、アレハンドラ・カスティニェイラ外務省国際協力総局一等書記官、報道関係者、その他消防庁関係者等約30名が出席しました。
 
3.出席者の挨拶概要
 
(レアンドロ・パロメケ消防庁長官)
 
供与された8台はサランディ・デル・ジ、ジュング、フアン・ラカセ、ミナス・デ・コラレス、ラ・パロマ、ベルガラ、タクアレンボ、サン・カルロスの消防署に配備され、計13万6千人の住民が裨益します。日本政府の支援に感謝を表し、災害のリスク管理に直接影響する今回の支援は必要とされており高く評価します。我々は、供与された消防車両を大切に扱います。またこの2年間に日本政府から自動ポンプ付消防車両12台の支援があり、今回の署名2件で、2018年には更に6台がウルグアイに届きます。
 
(アレハンドラ・カスティニェイラ外務省国際協力総局一等書記官)
 
90年以上の友情で結ばれている日本とウルグアイ両国の協力を記念する式典に参加できたことは喜ばしいことです。日本政府がウルグアイの発展に貢献し続けていることに感謝の意を表します。
 
(田中大使)
 
今回の日本大使館と消防庁との贈与契約の署名で優先順位の高いサンホセ県、アルティガス県、リオ・ネグロ県、ソリアノ県、フローレス県に6台が配備され、これらを含めると計32台の中古消防車等を消防庁に対し供与し、その活動を支援することになります。日々ボランティア精神とプロ意識を持って住民の保護に従事する消防士の方々に敬意を表します。また草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みでこれらのプロジェクトに取り組まれた関係者のご尽力に感謝します。日本と消防庁は40年を経た交流があります。私のウルグアイでのミッションも残るところ一ヶ月を切りますが、このような形でその協力の一翼をになうことができ大変光栄なことと思います。これらの日本の協力を通じて両国の絆がさらに強固となるよう祈念します。