草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式(パイサンドゥ県ダウン症協会活動施設建設計画)

平成29年11月17日
供与式出席者
田中大使挨拶
施設内見学
施設内部
11月7日、田中大使は、平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「パイサンドゥ県ダウン症協会活動施設建設計画」(被供与団体:パイサンドゥ ダウン症協会、供与限度額:90,236ドル)の供与式に出席しました。

1.プロジェクトの概要
    本案件は、パイサンドゥ県ならびに近隣県のダウン症患者およびその家族の生活の質の向上を目的として、より適した環境で活動ができるように同協会の活動拠点となる建物を建築するものです。

 2.供与式の概要(別添写真参照)
(1) 日時:平成29年11月7日(火)11時00分~12時30分
(2) 場所:パイサンドゥ ダウン症協会(ASDOPAY)
(3) 供与式には、パイサンドゥ県ギジェルモ・カラバジョ知事、社会保障銀行パイサンドゥ支部ルシア・アルバレス代表、ASDOPAYロドルフォ・ウルティ会長、ベルティ・ベントス前知事、パイサンドゥ県国会議員セシリア・ボティノ議員、ウォルター・ベリ議員、ニコラス・オリベラ議員、パイサンドゥ県警ルイス・メンドサ本部長、報道関係者、その他プロジェクト関係者等約150名が出席しました。
(4) 出席者の挨拶概要

 (パイサンドゥ ダウン症協会 ロドルフォ・ウルティ会長)

1995年にASDOPAYが発足して以来同協会の親達が切望していたASDOPAY本部が完成したことは、大変意義のあることです。この施設が整備されここに通う70人の児童が最大限の可能性を発揮し、彼らが自立できるよう、よりよいサービスを提供できるようになります。日本政府の支援は、国を超えた連帯の表れです。
 
(パイサンドゥ県 ギジェルモ・カラバジョ知事)
 
責任と連帯を象徴する施設の完成式典に参加でき、喜ばしいことです。社会の無関心のバリアを取り除くべく活動を行っているASDOPAYの親達の功績を評価します。
 
(田中大使)
 
今回の協力で児童や青少年を支援することができ、彼らの発育と社会参加を促進する活動に貢献でき喜ばしいことです。また今回は日本政府の協力だけでなく運輸公共事業省、社会保障銀行、パイサンドゥ県庁の支援があり、このような立派な施設となり、ASDOPAYの功績に賛辞を送ります。これまで草の根・人間の安全保障無償資金協力は、全国で108件のプロジェクトが実施され、同県では3件のプロジェクトが行われました。これら日本の協力が引き続きウルグアイの皆様の生活向上に資することを願うとともに、ウルグアイと日本の絆がさらに強固となるよう祈念します。