草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式
5月30日、消防庁において草の根・人間の安全保障無償資金協力の供与式が行われました。
1.プロジェクトの概要平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「中古消防車整備計画」(被供与団体:消防庁、供与限度額:99,997ドル) 本案件は日本の中古消防車を4台整備するもので、車両は地方の4地域、セロラルゴ県、タクアレンボ県、サンホセ県、ラバジェハ県に配備され、森林火災などの災害に際してより迅速かつ効果的に対応できるようになります。
2.供与式の概要(別添写真参照)
日本から4台の中古消防車両が引き渡され、長い間切望していたことが実現しました。日本とウルグアイは物理的な距離は離れていますが、長年の両国の友好と協力の絆があり、日本政府は20年以上前から消防庁への支援を実施しています。その支援は各種消防車だけでなく、国際協力機構(JICA)を通して、消防士12名と医師4名が日本で各関係分野の研修を受けました。
(ダニエル・パレハ外務省国際協力総局次長)
今回供与された消防車は日本の各市でその勤めを果たし、これからはウルグアイの地方で使用されます。これは両市の友好関係を象徴するものです。両国の協力関係が継続されるよう願っています。
(田中大使)
日本からウルグアイへの中古消防車の支援が始まったのは1995年のことです。今回供与される4台を含めこれまで18台の供与があり、来年は更に8台の供与が実現します。日本の地方自治体から提供をうけた消防車両がウルグアイで再度防火防災に役立つことは、大変有意義なことです。また日本とウルグアイ消防庁との間にはほぼ40年を経た交流があり、日々ボランティア精神とプロ意識を持って住民の保護に従事する消防士の方々に敬意を表します。日本の経済援助のうち、草の根・人間の安全保障無償資金協力プログラムは、地域住民に直接インパクトを与えるもので、この日本の協力を通じて両国の絆がさらに強固となるよう祈念します。 |
||||||
©Copyright 2017 Embassy of Japan in Uruguay 法的事項/ アクセシビリティについて/ プライバシ-ポリシ-