草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式
6月11日、渡邉臨時代理大使は、平成24年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ラバジェハ県保健医療センター救急車両整備計画」および「ラバジェハ県障害者のための巡回車両整備計画」(被供与団体:ともにラバジェハ県庁)の供与式に出席しました。
1.プロジェクトの概要 「ラバジェハ県保健医療センター救急車両整備計画」は、県庁所在地ミナス市より50km離れたビジャ・デル・ロザリオ市の保健医療センターに救急車を一台配備するものです(供与限度額:25,700米ドル)。以前は同センターでは対応できない重症患者を家族等が一般車両でミナス市の公立病院まで搬送していましたが、今後は救急車を利用できることにより、搬送中に患者に適切な応急処置が行えるようになります。 「ラバジェハ県障害者のための巡回車両整備計画」は、被供与団体であるラバジェハ県庁が障害者用に改造された車両を購入するものです(供与限度額:26,870米ドル)。これにより、同県の高度障害者がラバジェハ県にはない高度リハビリセンターで治療・リハビリを受けるべくモンテビデオ県まで定期的に通えるようになります。
2.供与式の概要(別添写真参照) (1)日時:平成26年6月11日(水) 11時00分~12時00分 (2)場所:ラバジェハ県庁 (3)供与式には、アドリアナ・ペニャ ラバジェハ県知事、ゴンサロ・アロンソ 事務局長、その他ラバジェハ県庁関係者、マスコミ等が出席しました。 (4)ペニャ知事より、ラバジェハ県民を代表して、2つのプロジェクトに対する日本政府からの援助に感謝の意が表されました。また、障害者用に改造された巡回車両により、ラバジェハ県の障害者が治療やリハビリの為にモンテビデオまで通えるようになり、彼らの生活の質は大きく向上するでしょう。さらに、ビジャ・デル・ロザリオ市およびその周辺地域の住民にとって、今回の救急車の配備は非常に重要なものです。最後に、県民のニーズから生まれ、かつラバジェハ県にとって初となる日本政府の協力によるプロジェクトの実現に尽力いただいた、全ての方にお礼を申し上げますと挨拶がなされました。 (5)渡邉臨時代理大使より、今回の供与式のために非常に自然の美しいラバジェハ県に来ることが出来て嬉しく思います、同県民の健康増進および社会福祉の向上に寄与するプロジェクト2件に援助が出来たことは非常に喜ばしいことですと挨拶がなされました。また、草の根無償協力はウルグアイでは2003年に開始され、11年間で82のプロジェクトが実施されたこと、今回のラバジェハ県の供与式をもって、ウルグアイの全県19県で供与式が実施されたこと、また、東日本大震災の際のウルグアイ国民からの支援に感謝すると共に、共に助け合ってきた両国の歴史につき説明を行いました。またワールドカップについても触れ、ウルグアイと日本がベスト8で対戦することを祈念し、挨拶を締めくくりました。 |
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