草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式
9月24日、渡邉臨時代理大使は、平成25年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ロチャ県巡回診療車両整備計画」(被供与団体:ロチャ県庁)の供与式に出席しました。
1.プロジェクトの概要 本プロジェクトは、被供与団体であるロチャ県庁が内科・歯科・眼科・耳鼻科診療設備を備えた医療巡回車両を整備し、県庁所在地からの遠く離れた集落を定期的に巡回するものです(供与限度額:97,458米ドル)。これにより、都市部の診療所を訪れることが困難な遠隔地の住民も医療を受けることができます。
2.供与式の概要(別添写真参照) (1)日時:平成26年9月24日(水) 11時00分~14時00分 (2)場所:ロチャ市文化センター (3)供与式には、アルティガス・バリオス ロチャ県知事、ベアトリス・シルバ 国家保健サービス機構(ASSE)会長、グスタボ・パチェコ 外務省国際協力局長、その他関係者、報道関係者、合計約90名が出席しました。
(4)バリオス県知事より、この医療巡回車両によって診療所へのアクセスが困難であった住民に医療サービスを提供することが出来ます。また今回の供与にのみならず、ロチャ県庁職員の日本での港湾関係の技術研修受け入れという援助も含めて、日本政府に対し感謝の意が表されました。
(5)パチェコ局長より、日本政府はロチャ県以外の県でも数多くのプロジェクトを援助しており、改めて日本政府と日本国民の皆さんに感謝の意を表しますと挨拶がなされました。
(6)シルバ会長より、ウルグアイ国民を代表して日本政府に感謝します、また同県の約1700人の都市部から遠く離れた地域の住民が医療サービスへアクセスできるようなったのは、県庁および医療従事者の本プロジェクト実現に向けた努力の賜物です、と挨拶がなされました。
(7)渡邉臨時代理大使より、本日の供与式に参加でき非常に嬉しく思います。このプロジェクトはロチャ県民の社会福祉に大きく寄与しますと挨拶がなされました。また、ウルグアイと日本は93年にわたる外交という友好の歴史があり、ウルグアイでは2003年より開始されたこの草の根無償資金協力、ならびに2011年3月の東日本大震災時のウルグアイから日本への物資援助等、両国は相互に助け合ってきました。ウルグアイは既に一人当たり所得ではラテンアメリカで最も発展した国である事から、今後は経済協力から継続的な発展、格差の是正、ならびに環境保全へ方向性をシフトし、ウルグアイへの援助を継続していく旨を説明し、挨拶を締めくくりました。
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