平成25年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの署名式
平成26年1月29日(水)、在ウルグアイ日本国大使公邸において、大部大使とリオネグロ県オマール・ラフルフ知事、社団法人グリセス・ウニドスのゴンザロ・サシェス所長の間で草の根・人間の安全保障無償資金協力に関する贈与契約の署名が行われました。
1.プロジェクト名 ・リオネグロ県農村部歯科診療整備計画(被供与団体:リオネグロ県、供与限度額:93,990米ドル) ・マルビン・ノルテ地区教育センター改築計画(被供与団体:グリセス・ウニドス、供与限度額:99,094米ドル)
2.プロジェクトの概要 リオネグロ県のプロジェクトは、同県の9つの農村の診療所へ歯科診療器具および設備を寄付、また診療所から遠方にある地域へ歯科診療を提供するための巡回車両一台を寄付するものです。同県の農村の診療所では歯科治療を行うための器具および設備が不足しており、また、診療所から遠いため通院が困難な地域も多数存在します。本プロジェクトにより歯科診療にアクセスできる住民が増え、同県の健康増進へ寄与することが期待されます。 グリセス・ウニドスのプロジェクトは、貧困率の高いマルビン・ノルテ地区で児童・青少年の教育支援および就労支援を行っている同団体の教育センターを改修する計画です。当計画による同センターの活動を充実により、同地区のより多数の児童・青少年への支援が実現することが期待されます。
3.出席者の挨拶概要 (リオネグロ県 オマール・ラフルフ知事)当県へ継続的な支援に、リオネグロ県を代表して、日本政府および日本の皆様に改めて感謝の意を表します。地方の県では農村部および広大な遠隔地における医療サービスの提供は非常に重要な課題です。今回の支援により歯科診療の充実が可能になり、同地域の住民、特に児童の健康増進に寄与することが期待できます。 (グリセス・ウニドス ゴンザロ・サシェス所長)マルビン・ノルテ地区の困難な状況にある児童・青少年を代表して、今回の支援に感謝します。教育センターの充実、ひいては同センターにおける活動の充実により、貧困の影響を最も受けている児童や青少年が彼らの権利を享受し、将来の希望を持ち、生活の質の向上させることができます。 (外務省 国際協力局 グスタボ・パチェコ局長)ウルグアイは経済発展とともに経済協力が少なくなっている現状がありますが、日本はウルグアイとの協力関係を維持し、一貫性のある方針のもとに、継続的な支援を行っています。日本の協力に、外務省より心より感謝します。
(大部大使)このプロジェクトを通じてウルグアイの社会開発に寄与できることを誇りに思います。特に草の根無償協力は、地方自治体およびNGOへ、すなわち援助を必要としている人々へ直接寄与することができるきめ細かい支援を可能とするものです。ウルグアイでは2003年に開始し、本日署名した2件を含めこれまで79件実施しました。今回も健康増進と教育という、国の将来のために非常に重要な分野に貢献でき非常に喜ばしく思います。本プロジェクトが両国の友好関係維持の一助となることを期待します。
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