平成25年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの署名式
平成25年11月21日(木)、在ウルグアイ日本国大使公邸において、大部大使とカネローネス県マルコス・カランブラ知事、マナンティアレス財団パブロ・ロッシ会長、ログロス財団アレホ・デル・カスティージョ会長の間で草の根・人間の安全保障無償資金協力に関する贈与契約の署名が行われました。
署名式様子(出席者全員での記念撮影)
写真左:カネロネス県マルコス・カランブラ知事
写真左:マナンティアレス財団パブロ・ロッシ会長
写真左:ログロス財団アレホ・デル・カスティージョ会長
1.プロジェクト名 ・カネロネス県ジェンダー政策センター職業訓練強化計画(被供与団体:カネローネス県、供与限度額:99,880米ドル) ・リカルド・シェンケル治療センター改修計画(被供与団体:マナンティアレス財団、供与限度額:119,470米ドル) ・アルティガス県職業訓練強化計画(被供与団体:ログロス財団、供与限度額:109,387米ドル)
2.プロジェクトの概要 カネローネス県のプロジェクトは、ジェンダー政策センターを増築するものです。同センターは女性の就業率上昇を目的とした就労支援、家庭内暴力を受けた女性のカウンセリング等を実施していますが、スペースが手狭なためすべての要望への対応が困難な現状があります。本プロジェクトにより、より多くの女性への支援が可能となり、女性の自立支援のさらなる充実が期待されます。 マナンティアレス財団のプロジェクトは、薬物依存症の治療センターの改修です。同センターはウルグアイで最大規模の施設ですが、建物の劣化および必要設備の不備により入所者の最低限の環境が保てていない状況にあります。本プロジェクトにより現在ウルグアイで急速に拡大・問題となっている薬物乱用により、困難な状況にある若者の治療・社会復帰を援助できる事が期待されます。 ログロス財団のプロジェクトは、就労支援のための職業訓練センターの建築です。同センターの建築予定地あるアルティガス県はウルグアイの中でも失業率の高い県のひとつであることから、本プロジェクトにより新たに就労支援活動の拠点が実現し、同県の失業率改善に寄与することができます。
3.出席者の挨拶概要 (カネローネス県マルコス・カランブラ知事)当県との8年にわたる様々な分野での協力に感謝します。同施設の活動を通じて、女性の自立支援支援の充実、ひいては当県における男女共同参画の促進が期待されます。日本政府および日本の皆様に感謝しています。 (マナンティアレス財団パブロ・ロッシ会長)薬物依存の問題に目を向けてくださりありがとうございます。今回の支援は、薬物依存に苦しむ若者が現状から抜け出し前進するための大きな助けとなります。改めて日本からの援助に感謝いたします。 (ログロス財団アレホ・デル・カスティージョ会長)本プロジェクトは、2009年のプロジェクトに続き、2回目の支援です。日本の、財団の社会開発への取り組みへのご理解、友情に感謝いたします。 (大統領府国際協力庁マルティン・リベロ事務局長)日本はウルグアイにとって主要な援助国のひとつであり、何十年も前より継続して支援くださっています。日本の、国単位に留まらない、県単位およびONG等の民間団体までをも含む支援は、幅広い分野でのきめの細かい社会開発に役立っております。改めて感謝の意を表します。 (大部大使)当プロジェクトを行えることを非常に喜ばしく思います。草の根無償は既に77件、ウルグアイにある19のすべての県で実施しており,両国間の友好関係の強化に大きく役立っています。今回署名をいたしました案件はすべて非常に重要な分野ですが、現状の改善には多大な尽力を要すると思われますが、我々がその一部となれることを誇りに思います。 |
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