草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式
9月7日、田中大使は、平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「カサバシェ地区女性支援センター及び保育園増築計画」(被供与団体:全女性のための財団)の供与式に出席しました。

田中大使挨拶(左よりアリスメンディ社会開発大臣、ウルグアイ青少年協会(INAU)リンドネル会長、全女性のための財団(PLEMUU)ファグンデス事務局長、外務省パレハ国際協力総局次長)
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記念プレートが飾られた建物(左より外務省パレハ国際協力総局次長、PLEMUUトルナリア会長、同ファグンデス事務局長、アリスメンディ社会開発大臣、田中大使、INAUリンドネル会長)
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供与物品(精神運動機能訓練室と教育器具)
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供与物品(カウンセリング室) |

供与物品(増築した建物) |

供与物品(外塀) |
1.プロジェクトの概要
「カサバシェ地区女性支援センター及び保育園増築計画」(被供与団体:全女性のための財団、供与額:66,727ドル)
本案件は、カサバシェ地区女性支援センターのカウンセリング室の増築、また同センターの運営する保育園の精神運動機能訓練室の増築と教育器具の整備及び敷地の塀の取替えを行うものです。この支援によりカサバシェ地区の女性と児童の生活の質が向上します。
2.供与式の概要
(1)日時:平成28年9月7日(水)11時00分~12時15分
(2)場所:カサバシェ地区女性支援センター
(3)供与式には、マリナ・アリスメンディ社会開発大臣、外務省ダニエル・パレハ国際協力総局次長、ウルグアイ青少年協会(INAU)マリサ・リンドネル会長、全女性のための財団(PLEMUU)カルメン・トルナリア会長、同ネリー・ファグンデス事務局長、報道関係者、その他プロジェクト関係者等約50名が出席しました。
(4)出席者の挨拶概要
(ウルグアイ青少年協会(INAU)マリサ・リンドネル会長)
日本政府に対し、この度の支援により施設が整備され、地域の児童が裨益したことに感謝します。
(全女性のための財団(PLEMUU)ネリー・ファグンデス事務局長)
PLEMUUが運営するCAIFは22年が経過しており、以前の状況ではスペースが不足していたため、他の活動に利用している部屋を保育園用に借りなければなりませんでした。今般快適な新しい部屋が増築されたことに大変満足しています。日本政府の協力に感謝します。
(外務省ダニエル・パレハ国際協力総局次長)
日本政府は、社会的弱者のために活動しているPLEMUUに対し、本プロジェクトによる支援を行いました。本プロジェクトは日本の協力がウルグアイ政府の優先政策に沿っている証明であります。
(マリナ・アリスメンディ社会開発大臣)
供与式に出席できたことを光栄に思うとともに、日本政府の協力に感謝を述べる機会を得たことを嬉しく思います。またPLEMUUカサバシェ地区女性支援センターの活動は現政権における社会開発省の政策課題であり、乳幼児及びジェンダーという課題に対応する包括的弱者ケア制度に沿っています。
(田中大使)
PLEMUUが運営する保育園の精神運動機能訓練室と家庭内暴力等の状況にある女性や家族のためのカウンセリング室を増築したことにより、カサバシェ地域の人々、特に女性と児童の生活の質の向上に貢献できることを嬉しく思います。日本政府は本年5月に「一億総活躍プラン」を取りまとめました。女性が経済的に自立できるように多方面からサポートすることは、本人や家族などにとどまらず、よりよい地域社会の実現にも寄与するものです。本プロジェクト関係者の尽力に敬意を表します。日本政府は、今後もこの草の根無償資金協力等を通じて両国の絆がさらに強固となるよう祈念します。
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