8月19日、田中大使は、平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「モンテビデオ県第8地区女性支援センター増築計画」(被供与団体:第8地区に住む女性のための委員会)の供与式に出席しました。
(第8地区に住む女性のための委員会 ラケル・ロマノ会長)
20年以上前にNGO の活動を始め、その後モンテビデオ県庁の女性コミュニティー・プログラムの枠組で、県庁と共同で女性支援センターを運営することとなり、そこで弱い立場にある女性を支援し、法的サービスを提供する活動を行っています。そして様々な活動を続けていくうち活動内容が広がってきたことから、活動場所の増築が必要となり、日本政府へ協力を要請するにいたりました。日本政府の協力に感謝します。
(モンテビデオ県平等とジェンダー事務局パトリシア・ゴンサレス・コーディネーター)
女性支援センターの3室の増築が実現し、またNGO第8地区に住む女性のための委員会が20周年を迎えることができ、大変喜ばしいことです。
(モンテビデオ県E市フランシスコ・プラテロ市長)
日本政府に感謝申し上げるともに、日本政府がE地区にとって重要な同プロジェクトを選択してくださったことを評価します。
(外務省ダニエル・パレハ国際協力総局次長)
日本政府の協力はウルグアイ政府の開発の基本方針に沿っており、今回は特に女性の権利の推進に関する素晴らしいプロジェクトです。
(大統領府国際協力庁アンドレア・ビニョロ事務局長)
日本政府の実施する国際協力は、今般の女性支援センターの例のように明確で具体的な効果を上げています。
(モンテビデオ県ダニエル・マルティネス知事)
女性支援センターで活動を支え実施する人々を賞賛します。日本政府の支援で同センターの部屋数が増え、さらに様々な活動ができるようになり、地域及び女性に裨益することに感謝を申し上げます。
(田中大使)
第8地区に住む女性のための委員会の20周年である年に供与式が迎えられたことを喜ばしく思います。女性支援センターで職業訓練が多く実施され、女性の経済的自立、ひいてはウルグアイ女性の権利の向上に貢献できることをうれしく思います。また日本政府は本年5月に「一億総活躍プラン」を取りまとめました。女性が経済的に自立することはその女性に自由を与えると共に、より良い地域社会の実現にも寄与します。本プロジェクト関係者の尽力に敬意を表します。日本政府は本案件を含めモンテビデオ県では35件のプロジェクトに協力しました。今後もこの草の根無償資金協力を通じて両国の絆がさらに強固となるよう祈念します。