草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式
7月20日、カネロネス県庁において、草の根・人間の安全保障無償資金協力供与式が行われました。

田中大使の挨拶(左より 田中大使、カネロネス県オルシ知事、
カネロネス県庁ガリド副官房長、外務省パレハ国際協力総局次長、
UNDPイグレシアス・オペレーション責任者) |

テープカットの様子 (左より田中大使、カネロネス県オルシ知事)
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供与物品(障害者用巡回車両2台) |

供与物品(車椅子用乗降口) |
1.プロジェクトの概要
(1)平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協「カネロネス県障害者のための巡回車両整備計画」(被供与団体:カネロネス県、供与限度額:64,705ドル)
本案件は、障害を持つ児童や青少年の通学及び通院用に車両を整備することにより、障害者の社会生活へのアクセスを改善し、障害者とその家族の生活の質の向上を図るものです。
2.供与式の概要
(1)日時:平成28年7月20日(水)15時00分~16時00分
(2)場所:カネロネス県庁
(3)供与式には、カネロネス県ジャマンドゥ・オルシ知事、カネロネス県庁ガブリエラ・ガリド副官房長、外務省ダニエル・パレハ国際協力総局次長、国連開発計画(UNDP)ディエゴ・イグレシアス・オペレーション責任者、報道関係者、その他プロジェクト関係者等約70名が出席しました。
(4)出席者の挨拶概要
(カネロネス県庁ガブリエラ・ガリド副官房長)
今般供与された障害者用巡回車両は、社会保障制度による恩恵を受けていない人々のために利用されます。それにより障害を持つ児童が治療や教育にアクセスできるようにすることが本プロジェクトの目的であります。また、UNDPの支援で2台目の車両購入に不足していた部分を補えました。最後に田中大使と日本政府へ感謝します。
(外務省ダニエル・パレハ国際協力総局次長)
本プロジェクトの目的を果たすために費やされた関係者の労力を評価します。そして人々の生活の質の向上が図られることは喜ばしいことです。日本とウルグアイ両国の関係は良好であり、日本政府へ感謝します。
(カネロネス県庁ジャマンドゥ・オルシ県知事)
前日、防災・災害対策専門のJICAシニア海外ボランティアをカネロネス県庁に受け入れました。プロジェクト実現のために尽力した全ての関係者及び日本政府に感謝します。
(田中大使)
カネロネス県が実施している、障害者に対する差別の無い平等な社会へのアクセスを促進する取り組みに貢献できたことは有意義なことです。また、UNDPとの協調案件として2台の車両が購入でき利用者が倍増することで、プロジェクトの高い効果が期待できます。本プロジェクト関係者の尽力に敬意を表します。日本政府は本案件を含めカネロネス県では10件のプロジェクトに協力しています。今後もこの草の根無償資金協力等を通じて、両国の絆がさらに強固となるよう祈念します。
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