平成24年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの署名式
平成25年2月19日(火)、在ウルグアイ日本国大使館において、我が方佐久間大使とタクアレンボ県ウィルソン・エスケラ・マルティノティ知事、プロヴィデンシア市民協会ディエゴ・ボノミ会長、パトリック・ケリー協会マルセル・ブラナー会長との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力に関する贈与契約の署名が行われました。
1.プロジェクト名 ・タクアレンボ県保健医療センター救急車整備計画(被供与団体:タクアレンボ県、供与限度額:50,250米ドル) ・タクアレンボ県における巡回車両整備計画(被供与団体:タクアレンボ県、供与限度額:47,200米ドル) ・モンテビデオ県セロ地区教育環境改善計画(被供与団体:プロヴィデンシア市民協会、供与限度額:103,757米ドル) ・モンテビデオ県フロール・デ・マロニャス地区教育環境改善計画(被供与団体:パトリック・ケリー協会、供与限度額:59,503米ドル)
2.プロジェクトの概要 タクアレンボ県のプロジェクトは、トソカス・デ・カラグアタ市保健医療センターの機能を改善するため、救急車1台を新たに整備するもの、及び現在県内で運行中の巡回診療バス1台に加え、新たに1台の巡回診療バスを整備するものです。新たに整備される救急車及び巡回診療バスによりタクアレンボ県の医療体制が改善することが期待されます。 プロヴィデンシア市民協会のプロジェクトは、貧困率の高いモンテビデオ県セロ地区で協会が運営している青年教育センターにおいて、新たな生徒受入れのため教室を増設するものです。パトリック・ケリー協会のプロジェクトは、同様に貧困率の高いモンテビデオ県フロール・デ・マロニャス地区で協会が運営しているクローバー教育センターにおいて、新たな生徒受入れのため教室を増設するものです。本プロジェクトにより、両校への入校を待っている待機児童の入校が可能となり、モンテビデオ県における教育がさらに充実したものとなることが期待されます。
3.式典の概要 (タクアレンボ県ウィルソン・エスケラ・マルティノティ知事)日本政府の支援により、2つのプロジェクトが実施されることとなりました、このプロジェクトによる救急車と巡回車両は、タクアレンボ県の特に農村部の住民の生活水準の上昇に寄与するもので、とても重要であり、今回の供与を決めた日本政府へ心から感謝致します。 (プロヴィデンシア市民協会ディエゴ・ボノミ会長)我が団体は設立より20年間、モンテビデオ県でも特に貧困率の高いセロ地区で活動してきました、今回の日本政府の支援により、より多くの生徒を受け入れることができ、さらに、2014年には正規の中学校として認定される可能性も出てきました、日本政府からの支援に深く感謝致します。 (パトリック・ケリー協会マルセル・ブラナー会長)我が団体は設立して間もないが、セロ地区と同様にモンテビデオ県で特に貧困率の高いフロール・デ・マニョール地区で4年前より活動しており、100名近い生徒へ基礎教育を提供しています、今回の支援によりさらに生徒を受け入れることが可能となり、日本政府へ改めて感謝致します。 (ルイス・シカ外務省国際協力局次長)2012年における対ウルグアイ経済協力において、日本は単独の国としては1番の援助国です、ウルグアイのGDPはODAを卒業する水準にありますが、社会的格差はまだまだ残っており、社会的弱者に焦点を当てた日本の支援は非常に重要なものです、日本の協力に深く感謝するとともに、今後も両国の友好関係が続くことを望みます。 (佐久間大使)関係者の努力により、本日の署名式を迎えることができ、大変喜ばしく思います、日本政府は、全ての国で市民が健康で文化的な生活が送れるよう望んでおり、保健・医療、教育、貧困対策等の分野での協力を続けています、日本の発展は日本単独でなし得るものではなく、ウルグアイをはじめとした関係諸国と共に発展していくものであり、本日お集まりの皆様をはじめ、本プロジェクト実現のために努力された皆様に改めて敬意を表します。
4.キャプション
1枚目:署名式様子(右側がタクアレンボ県ウィルソン・エスケラ・マルティノティ知事)
2枚目:署名式様子(右側がプロヴィデンシア市民協会ディエゴ・ボノミ会長)
3枚目:署名式様子(右側がパトリック・ケリー協会マルセル・ブラナー会長)
4枚目:出席者全員での記念撮影 |
©Copyright 2012 Embassy of Japan in Uruguay 法的事項/ アクセシビリティについて/ プライバシ-ポリシ-