平成21年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの供与式
平成24年6月12日(火)、松本参事官は、マルドナード県にて行われた平成21年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの供与式に出席し、挨拶を行うとともに、同プロジェクトを通じて整備された供与機材の視察を行いました。
1.プロジェクト名
マルドナード県リハビリセンターにおける医療機材整備計画(被供与団体:マルドナード県、供与限度額:71,921米ドル)
2.プロジェクトの概要
被供与団体であるマルドナード県が、同県における唯一のリハビリセンターにおける医療体制を改善するため、リハビリに必要な物理療法を行うための機材及び運動療法を行うための機材を整備するものです。
3.式典
(1)出席者
オスカル・ロス・サントス県知事、リハビリセンター代表マベル・フラダ・カマチョ氏、リハビリセンター医師代表ウーゴ・ニュネス医師、被供与団体関係者、地域住民、マスコミ等約50名
(2)概要
リハビリセンターの医師代表ウーゴ・ニュネス医師より、供与機材が一つ一つ届く度に、センターの活動が日々充実していき、患者へのケアが行き届くようになりました。機材整備の効果は明らかで、診断数が毎月450件から、毎月1,000件に倍増しました。本日の供与式を向かえることができ、日本政府へ心より感謝しますとの挨拶がありました。
続いて、リハビリセンター代表マベル・フラダ・カマチョ氏より、今回のプロジェクトは関係者全員の努力により成功したものであり、身体障害者や高齢者の方々は、本センターを利用することにより、尊厳ある生活が可能となりました。改めて日本政府へ感謝しますとの挨拶がありました。
これに対して、松本参事官からは、ウルグアイは保健、教育、社会福祉等の様々な分野で努力しており、これらの活動に日本から協力できることは光栄であり、また、今回の協力がリハビリセンターを利用する方々にとって有益なものとなることを願います。また、昨年3月の東日本大震災の際にはオスカル・ロス・サントス県知事を含めウルグアイから多くの応援の声や支援を頂いたことについて、改めて感謝する旨述べました。
最後に、被供与団体を代表して、サントス県知事より、このようなプロジェクトを成功させるためには、関係者全員で協力することが大切であり、日本大使館の思いやりによって、今回のプロジェクトを実施することができました。今回のプロジェクトの成功は、県議会でも報告する予定であり、日本政府からの支援に改めて感謝しますとの挨拶がありました。
4.キャプション

1枚目:供与式(サントス県知事による挨拶)
2枚目:供与された機材