平成20年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの供与式
平成24年4月24日(火)、佐久間大使は、モンテビデオ県にて行われた平成20年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの供与式に出席し、挨拶を行うとともに、同プロジェクトを通じて改修された施設の視察を行いました。
1.プロジェクト名
女性知的障害者施設マルガリータ・ウリアルテ・デ・エレーラの家改修計画(被供与団体:イエスの聖心修道女会、供与限度額:85,222米ドル)
2.プロジェクトの概要
本案件は、被供与団体であるイエスの聖心修道女会がモンテビデオ県コロン地区において、運営する女性知的障害者のための施設「マルガリータ・ウリアルテ・デ・エレーラの家」を改修、下水設備の修繕、電気配線の整備を行い、生活環境の改善を図るものです。
3.式典の概要
(1)出席者
ハビエル・サルサメンディINAU(ウルグアイ青少年協会)会長、グリセルダ・ゴンザレス・イエスの聖心修道女会アルゼンチン副支部長、被供与団体関係者、地域住民、マスコミ等約50名
(2)あいさつ
(グリセルダ・ゴンザレス・アルゼンチン副支部長)日本政府からの援助で完成させた改修は皆の協力、応援があったからこそ可能でした。良い環境で勉強することで生活の質の向上ができ、この施設に住む女性達とともに心より日本の援助に感謝します。また、障害を持つ女性を支援するINAUにも感謝致します。
(佐久間大使)今回のプロジェクトには3年という長い期間がかかりましたが、多くの関係者が力を合わせ、本日の供与式までたどり着くことができました。今後、本施設で生活する方々が安全で快適な生活が送れるようになったことを大変嬉しく思います。また、昨年3月の東日本大震災の際にはウルグアイから多くの応援の声や支援を頂いたことについて、改めて感謝致します。
(ハビエル・サルサメンディ会長)完成までに直面した困難は施設の方々の笑顔、無事改修が終わったことで報われました。本プロジェクトが完成したことを幸せに思います。皆の日々の努力に感謝すると共に、日本からの協力に心から感謝致します。
4.キャプション

1枚目:供与式(一番右INAU会長)

2枚目:施設利用者からの記念品