平成23年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの署名式
平成24年3月26日(月)、在ウルグアイ日本国大使館において、我が方佐久間大使と先方アルバレス・カルデイロ・バルシア財団ベアトリス・アリモン会長及びウルグアイ家庭農業学校アルフォンソ・フェレース会長との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力に関する贈与契約の署名が行われました。
1.プロジェクト名
1)母乳バンクのためのペレイラ・ロセル病院改修計画(被供与団体:アルバレス・カルデイロ・バルシア財団、供与限度額:102,842米ドル)
2)地域社会における教育活動を通じた農村女性経済活動参加促進計画(被供与団体:ウルグアイ家庭農業学校、供与限度額:98,000米ドル)
2.プロジェクトの概要
1)母乳バンクのためのペレイラ・ロセル病院改修計画は、被供与団体であるアルバレス・カルデイロ・バルシア財団が、国内向け母乳の処理能力を向上させるため、ペレイラ・ロセル病院内の施設を改修して母乳バンク専用エリアを設置することで、母子保健の向上に貢献するものです。
2)地域社会における教育活動を通じた農村女性経済活動参加促進計画は、被供与団体であるウルグアイ家庭農業学校が、ラ・シエンブラ校を増築し、新たな生徒を受け入れるのに必要なスペースを確保するものです。
3.式典の概要
(1)あいさつ
(佐久間大使)母乳バンクのためのペレイラ・ロセル病院改修計画は、国内向けの母乳の処理能力を向上させるため、ペレイラ・ロセル病院内の施設を改修して、母乳バンク専用エリアを設置するものであり、新たに改修される母乳バンクにより多くの新生児が健康に育つことを願います。
地域社会における教育活動を通じた農村女性経済活動参加促進計画は、リベラ県ラ・シエンブラ校を増築し、新たな生徒を受け入れるのに必要な教室を確保するものであり、本校への入校を待っている待機児童の入校が可能となり、本校における教育がさらに充実したものとなることを期待します。
(ベアトリス・アリモン会長)本プロジェクトに対する日本政府の資金協力に感謝致します。本プロジェクトは、ウルグアイ全国から期待されており、今回の協力により新しい世代の医療水準が向上することになります。
(アルフォンソ・フェレースロ会長)団体を代表して、本プロジェクトに対する日本政府の資金協力に感謝致します。今回の支援により、農村地域で生活している貧困層への教育の機会を与えることできるようになります。日本やフィンランドに良い例が見られるように、教育は国の発展のために、非常に需要であり、我々は日本をモデルとして見習いたいと思います。
(ベアトリス・シルバ国家医療サービス機構(ASSE)会長)日本は東日本大震災から力強く復興しており、ウルグアイの医療機関において、その信頼を根本から揺るがす事件が起こりましたが、我々も日本の復興を見習い、この逆境に立ち向かいたいと思います。
(ルイス・コロネル外務省国際協力局公使)日本政府は今回、評判の高い2つのNGOへの支援を決定しました。日本政府がこのような協力を行うのは、ウルグアイのNGOに対する信頼の証であり、ウルグアイの援助受入国としての信頼の証でもあり、ウルグアイ政府を代表して、今回の日本の協力に深く感謝致します。
4.キャプション

1枚目:署名式様子(右側がアルバレス・カルデイロ・バルシア財団会長)

2枚目:署名式様子(左側がウルグアイ家庭農業学校会長)