平成23年度草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの署名式
平成24年3月9日(金)、在ウルグアイ日本国大使館において、我が方佐久間大使と先方文化・技術協会アルバロ・レクエデル会長及びカスティージョス地域振興協会ファン・カルロス・デクアドロ会長との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力に関する贈与契約の署名が行われました。
1.プロジェクト名
1)モンテビデオ県カサバジェ地区教育環境改善計画(被供与団体:文化・技術協会、供与限度額:111,910米ドル)
2)カスティージョス小規模農家生産性向上計画(被供与団体:カスティージョス地域振興協会、供与限度額:67,240米ドル)
2.プロジェクトの概要
1)モンテビデオ県カサバジェ地区教育環境改善計画は、被供与団体である文化・技術協会が、貧困率の高いモンテビデオ県カサバジェ地区において運営している総合発育支援センター保育施設において、同施設の利用者が適切な環境で教育を受けられるように多目的ホールを増設するものです。
2)カスティージョス小規模農家生産性向上計画は、被供与団体であるカスティージョス地域振興協会が、ロチャ県カスティージョス周辺に住む小規模生産者を支援するため、農業用機材を整備し、計画的に貸し出すものです。
3.式典の概要
(1)あいさつ
(佐久間大使)モンテビデオ県カサバジェ地区教育環境改善計画は、貧困率の高いカサバジェ地区にある総合発育支援センターの保育施設において、多目的ホールを増設するものであり、CADIは今年で20年を迎え、これまでも長年、数多くの青少年の教育や就職活動を支援してきましたが、今後、本施設を利用し、さらに充実した青少年への支援活動を継続することを願います。
カスティージョス小規模農家生産性向上計画による農業用機材が、カスティージョス地域の小規模生産者の大いに利用され、生産性が向上することを期待するとともに、両国の友好関係が促進されることを願います。
(アルバロ・レクエデル文化・技術協会会長)本プロジェクトに対する日本政府の資金協力に感謝するとともに、今回の支援により、カサバジェ地区における教育活動がさらに充実したものになり、今後、CADIの活動が地域住民のために役立つことになります。
(ファン・カルロス・デクアドロ会長)今回の支援は、カスティージョス地域における多くの中小農家にとって大変大きなものであり、各農家の生産性が向上することができ、団体を代表して、本プロジェクトに対する日本政府の資金協力に感謝します。
(ルイス・シカ外務省国際協力局次長)ウルグアイ政府を代表して、日本からの協力へ感謝するとともに、ウルグアイのGDPは、ODA援助対象国からウルグアイが除外されるレベルにありますが、日本政府の思いやりにより協力が続けられています。GDPの数字だけでは国の状況は計れず、ウルグアイは傷つきやすい国であり、今後も協力を必要としており、今回の日本の協力に深く感謝します。
4.キャプション

1枚目:署名式様子(左側がアルバロ・レクエデル文化・技術協会会長)

2枚目:署名式様子(左側が ファン・カルロス・デクアドロ会長